布の裏打ち

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今日は布の裏打ちについて書いてみます。

製本の基本をもとに、なるべく失敗しない方法やコツを探しながら自分流の手順をみつけてゆくのが私のやり方です。なので、もっと素晴らしい方法が他にあるかもしれませんが、ご参考までに私の手順を記しておこうと思います。

布の裏打ちには和紙を使うのがふつうですが私は「純白ロール」という紙を使っています。

最初から接着剤の付いている裏打ち専用紙を使えばもっと楽に出来るかもしれませんがわりと高価ですよね。純白ロール紙は包装材料専門店のほかハンズ等の焼き菓子の型や道具のコーナーに置いてあったりします(最近ではハ○ズさんには置いてなかったので削除しておきます)。薄いわりに水に強く、和紙よりも破れにくいので使いやすいです。糊を付ける前に(紙のザラザラの面を上にして置き)霧吹きで軽く水を散らしておくと刷毛の滑りがよくなります。軽〜くです、軽く。刷毛でサーッとなでれば紙の上で水が薄くのびます^^

糊は製本用ボンド(木工用ボンドでもよいですが乾きが遅くなります)と障子糊を半々にして混ぜ合わせたもの。先ほど薄く水をのばした純白ロール紙の上に、今度は糊を薄くまんべんなくのばします。厚ぼったくなると生地にボンドが染み出るので要注意です。

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生地を上から置き(もちろん表面が上、裏面は糊の側)、生地のまわりにはみ出た紙の余白部分を布のキワまで折り返しておきます。

上にクラフト紙を置いて、手でしごいて圧着させます。裏からも同様に圧着。

これで乾かせば布の裏打ちは完成です☆

 

裏打ちした布を板紙(ボール紙)の周りに貼ってハードカバーにします。布張りのカバーは丈夫で手触りも優しいですね(o´∀`o)

 

「布の裏打ち」への1件のフィードバック

  1. ちなみに私が使っている純白ロールは394×545mmの4才(四切)厚みは26です。500枚も入ってて千円ちょいでした。ところで水を霧吹きで散らした写真、書いてある内容に反比例してドバッと水滴が落ちてますね(汗
    もっと少なくて大丈夫です!あと最後にクラフト紙の上からしごいて圧着させる工程はガーゼなどを持ってやると摩擦で手が熱くなったりせず楽に出来ます。補足でした☆

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