続・製本の手仕事

6月に書いた「製本の手仕事」の続編です。途中、端折った行程を写真でご紹介。

かがり綴じについては今回も撮影していません…ほんとに他サイトの方や製本ワークショップをされている方がとても親切に教えて下さっているので私が書くまでもないかと。。でもいつか気が向いたら書いてみますね。では背に糊を付けるところから見返し貼りまでご覧下さいませ☆

↓かがり綴じのときに芯にしていた麻糸はなるべく倒して背に沿わせる(私はこうしています)。

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↓あらかじめ栞(しおり)の頭を出して挟んでおき、背に糊を塗り込み麻糸を一緒に貼付けたところ。(ここでいう「糊」とは前回書いた通り障子糊とボンドを半々、水をほんの少し。)

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↓寒冷紗を貼り、しおりを貼付ける。

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↓花布を上下に貼る。

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↓背の全体に再度糊を塗る。

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↓背紙を貼付け。この状態でしばらく置いて落ち着かせる。

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↓表紙は背と表紙の間の溝に糊を塗り、出来上がった本文を真ん中に。

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↓表紙を閉じて溝を押さえたところ。

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↓垂直に表紙を開いて見返しに糊を(撮影するため手を離したので写真は垂直じゃないですが笑)。

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表紙を静かに倒す。

↓倒した表紙を再度開き、ガーゼや柔らかい布で撫でるように空気を抜きながら見返しを貼付ける。背側から端へ向かうよう放射状に空気を抜いていくとよさげです。

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↓見返しの間にクッキングペーパーを挟んでおく。糊付した湿気で本文用紙がヨレヨレになってしまうのを防ぐため。

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あとは上から重しをしてプレス。1日でおおむね乾きますが表紙が反り返ってくることもあるので3日以上はプレスして乾かしておいた方がきれいに仕上がるようです☆